仕事でうつ病になったら休職すべきか転職すべきかキャリアコンサルタントが説明します
うつ病で仕事ができなくなったら無理に今の仕事を続ける必要はありません。
うつ病になる職場には将来性がないからです。
また、うつ病なのに我慢して仕事を続けると、取り返しのつかないことになりかねません。
今回は、うつ病で仕事を辞めることになった方の転職体験談を交えて、その危険性を解説します。
仕事でうつ病になった理由
この方は社会人3年目で、キャリア的にこれからが期待できる人でした。
ですが、うつ病になったことで、人生を転落してしまったのです。
うつ病になった原因は、配属された部署での人間関係でした。
怒ってばかりの上司に、慣れない仕事。
他にも職場には仲の良い人もいなかったので、休憩時間もかなり孤独でした。
残業も多い部署だったので、帰りも遅い。
これらの積み重ねによって私はうつ病になり、仕事を辞めたいと思うようになりました。
うつ病で仕事ができなくなった時に起こった症状
うつになった症状はたくさんありました。
まずは「不眠」です。
これまでは仕事から帰って来ても、すぐに眠気が来て眠れたのですが、うつ病になってからは、体が疲れていても寝付けなくなってしまいました。
2つ目「やる気の低下」もありました。
これまでは、趣味なども楽しんで行えたのですが、うつ病になってからは、休みの日も活力が全く無くなって、趣味のスポーツも全くやる気が無くなってしまいました。
3つ目に「食欲不振」もありました。
うつ病になると食欲が一気に無くなりました。お腹は減っているのですけど、喉が食べ物を拒否するのです。
1つのバナナを食べるのにも10分以上かかりました。
こうなると仕事どころではありません。
ですが私は、まさか自分がうつ病になると思っていなかったので、対策が遅れてしまいました。
もっと早く転職しておけば、こんなに苦労することはなかったと後悔しています。
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仕事でうつ病になったらすべきこと
仕事でうつ病になってしまったら、選択肢としては2つあります。
- 休職する
- 転職する
私は、初めの方は心療内科に通いながら仕事をしていましたが、うつ病のせいで仕事の失敗も増えましたし、ストレスのせいで仕事中にそわそわする回数も増えて行きました。
薬の副作用で眠気も来るし、これじゃ仕事にならないと感じて、うつの治療に専念する為に休職をする事にしました。
休職では問題解決できなかった
休職期間を半年ほど過ごしたのですが、その間に改善することはありませんでした。
むしろ、もう会社に行きたくないと思い、うつ病が治ることなく退職することにしました。
うつ病になった方にしかわかりませんが、会社に原因があってうつ病になったら完治するのはほぼ無理です。
私は半年のリハビリをしましたが、今思えばもっと早く転職しておけばと後悔しました。
うつ病は転職で不利になる!?キャリアコンサルタントが教えるリスク
うつ病で休職期間があると、転職で必ずその理由を聞かれます。
キャリアコンサルタントとして正直に伝えますが、うつ病になった人を積極的に採用する企業はありません。
企業側は、うつ病になった人が自分の会社でも発症したらと不安になるからです。
では、うつ病になった人は転職できないのでしょうか。
決してそんなことはなく、転職エージェントを利用することで転職を成功させることはできます。
この方も転職エージェントを活用して転職に成功していますし、このような事例は他にもたくさんあります。
おそらくハローワークなどで一人で転職活動をしていたら、転職できなかった可能性も高いです。
ただし、うつ病で求職すると転職で不利になるのは事実なので、うつ病と診断されたら現職中に転職活動を行いましょう。
転職理由で「うつ病」を伝える義務はないので、キャリアアドバイザーに最もな転職理由をアドバイスしてもらえば良いのです。
もし、うつ病で会社を退職するか休職するか迷っているなら、絶対に退職して転職活動をすることをおすすめします。
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